Chemin du Gastronome
Le passage
パッサージュのぶらぶら歩き

ボルドーの食卓から Vol.1 ~アペロ編 前編~

高級レストランでのフランス料理だけでなく、家庭料理も美味なフランス料理。

今回はボルドー在住のご家庭から、アペリティフが進むような簡単なおつまみをいくつかご紹介します。日本の食材との差にもご注目ください。

小さなグラスにpuré de carotte(ニンジンピューレ)を入れ、 その上にfromage blanc curry (カレー風味のフロ マージュブラン)、cabillaud(タラ)を乗せたもの。魚は白身魚ならなんでもOKだそうです。日本では、お見掛けしないカレー風味のフロマージュブラン。代用するとしたら何がよいでしょうか。

これは、fruits de mer(貝2種、ムール、イカ)とsurimi(スリミ、日本ではカニカマのことですね!)、みじん切りしたéchalote(エシャロット)、persil(パセリ)をvinaigre(白ワインヴィネガー)、huile d’olive(オリーブオイル)、sel et poivre(塩、コショウ)でマリネしたもの。fruits de merはマルシェで購入して、persilはお庭で採れたものとのこと。マルシェで新鮮な魚介類が気軽に購入できるのもフランスならでは。

fruit de la passion(パッションフルーツ)をくりぬいて器にし、中身はsuamon(サーモン)とmangue(マンゴー)のマリネで、上にはcitron(レモン)の薄切り。fruit de la passionを器にするなんて斬新ですね!

Rollmops(ロールモップス)といって、hareng(ニシン)の酢漬けにcornichon(ピクルス)を巻いたもの。こちらは串に刺しただけで簡単に。Rollmopsはスーパーで下の写真のような瓶詰が売られているそうです。


トップ画像は、冷した白ワインに美味しいアペロ。夏のおうち飲みにぴったりです。
家庭料理は目分量でざっくり作る方が多いですよね。ぜひ皆様自分でアレンジしながら作ってみてください!

アペロ編後半はこちら


レシピ提供;
LUDOVIC ルドヴィック

フランス・ボルドー生まれ。2019年までの約15年間、東京でフランス語教師として活躍。その間、フランス家庭料理教室やボルドーワインテイスティング会を開催するほど美味しいもの好き。現在は故郷のボルドーに帰国し、オンラインで日本人向けのフランス語レッスンをしている。
レッスンの問合せはwww.furansugonosensei.comへ。
Instagram:furansugonosensei

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