2021 Cuisine Française 56

第56回
現代フランス料理技術 特別講習会

56e COURS DE TECHNOLOGIE DE
CUISINE FRANÇAISE MODERNE PAR Renaud Augier

「ドメーヌ・レ・クレイエール」を始めとした星付きレストランで修業を積み、
現在は「トゥールダルジャン東京」のエグゼクティブ・シェフとして 活躍しているルノー・オージェ氏が
経験とエスプリを込め提案する、
クラシックとコンクールテーマのルセット24種
~エスコフィエへのオマージュ、グルノーブルへの想い、ジビエへの礼賛~

講師

ルノー・オージエ氏

Renaud Augier

QUALIFICATIONS / EXPERIENCE
  • M.O.F. (フランス国家最優秀職人章)受章
  • 第45回 <ル・テタンジェ>国際料理賞コンクール・フランス大会 優勝
  • 第45回 <ル・テタンジェ>国際料理賞コンクール・インターナショナル 第2位

エピローグ

épilogue

ご挨拶

ASSOCIATION DE LA CULTURE FRANCAISE

1969年以来、毎年定期的にフランスから優れた料理人を講師に招いて「現代フランス料理技術特別講習会」を開催してまいりました。

新型コロナウィルスが世界中で猛威を振るい世界各国の行き来が難しい中、フランスからの講師をお招きするのは困難な状況にあります。そこで56回目を迎える今回は、日本で唯一のM.O.F.シェフでもある「トゥールダルジャン東京」総料理長、ルノー・オージエ氏をお招きし開催することにいたしました。

フランス南東部のアルプス山脈に囲まれた街・グルノーブル出身であるオージエ氏は、レストランを経営していた祖母の影響を受けて料理人の道へと進み、フランスはもちろん日本でも星付きレストランで経験と実績を重ねています。

日本に長く住み続けたことで身につけた、日本の旬食材を活かすメニューやグルノーブルの伝統料理など、両国の食材の良さを知り尽くしたオージエ氏だからこそできる「エスプリとインスピレーションが詰まった料理」を身近で感じていただきたいと思います。

この講習会は、厳しい状況下の業界を活気づかせる1つの光となることでしょう。

2020年11月
フランス文化を識る会
ASSOCIATION DE LA CULTURE FRANCAISE

MESSAGE

一般社団法人 日本ホテル協会 会長 小林 節 氏

フランス文化を識る会が、森と海に囲まれたフランス北西部ブルターニュ地方の町・アルゾンからレストラン<ル・グラン・ラルグ>のオーナー・シェフ、バティスト・モワソン氏を招いて第55回現代フランス料理技術特別講習会を開催することは、時宜を得た誠に有意義なことであります。

オージエ氏は32歳という若さで、伝統ある「トゥールダルジャン東京」の総料理長に就任し、以後7年以上に渡り日本で活躍されています。ル・テタンジェ賞国際シグネチャーキュイジーヌコンクールのテーマやM.O.F.の試験の課題など氏が感じて学んできた様々ことがこのメニューに盛り込まれ、基礎的な料理技術から最新のフランス料理について等あらゆることを習得することができるでしょう。

私は多くの方々がこの講習会に参加され、フランス料理の伝統の中の新しい技を見出し、味わい、文化土壌を学ぶことは、我国業界の発展に大きく役立つことと確信いたします。

2020年11月
一般社団法人 日本ホテル協会
会長 小林 節