2023 Cuisine Française Profil 58

第58回 現代フランス料理技術 特別講習会

バンジャマン・パティシエ

Benjamin PATISSIER

PROFILE

1983年3月ナントで生まれる
2002年3月 – 6月ホテルレストラン 「ル・カストルム」(ヴィレンヌーヴ・ドルム、アリエージュ)
*ミシュラン1つ星
2003年3月 – 6月「ドメーヌ レ クレイエール 」(ランス)
*ミシュラン2つ星
2004年 – 2007年レストラン「ピエール・ガニェール」(パリ)*ミシュラン3つ星
ガストロノミーのための活動(ヴェニス・ニューヨーク・ロンドン)
レストラン「エスパイ・スクラ」(バルセロナ)
2007年 – 2009年レストラン「ピック」(ヴァランス)
*ミシュラン3つ星
2009年 – 2010年レストラン「ル・パルク・デ・オー・ヴィヴ」(ジュネーブ)
*ミシュラン2つ星
2010年 – 2019年レストラン「ラ・ピラミッド」(ヴィエンヌ)
*ミシュラン2つ星【スーシェフ】
2019年 - 2021年「ドメーヌ・ドゥ・フォントニーユ」(ロリ)
*ミシュラン1つ星【エグゼクティブ・シェフ】
2021年 - レストラン「ラ・シャボトリー」(サンシュルピス ル ヴェルドン)
【オーナーシェフ】

CONCOURS

2011年「ル・テタンジェ国際料理賞コンクール」フランス大会優勝
「ル・テタンジェ国際料理賞コンクール」アンテルナショナル3位
2014年 「トロフィー・アエベルラン」優勝
2015年Meilleur Ouvrier de France (フランス国家最優秀技術者)受章

MESSAGE

私はフランス料理のシェフですが、これまで何度か仕事で日本へ来る機会がありました。

日本は生産面だけでなく、人柄や才能においても、まことに豊かで素晴らしい国です。

私たちが過ごしてきたこの期間は、私たち皆にとって容易なことではありませんでした。しかし、そこから抜け出るのは仕事と勇気によってなのです。

私は、世界への扉を開くことができるこの素晴らしい仕事に対して、情熱を傾けている日本の料理人を励まそうと思います。実際、私たちがより粛々と前に進むためには、この勇気とそして料理への意志を分かち合うことが大切なのです。

現代の料理は進化していますが、お客様方は以前にも増して、雰囲気や真心や特徴を強く感じ取るためにお店に足を運ぶようになりました。皆様は、失われた味や思い出を再び見つけようとしておいでになるのです。

一軒のレストランは生産者、インテリアデザイナー、ブドウ栽培者等、様々な方たちの協力を得て成り立っていることを忘れないでください。

また、自分の世界の価値を高めることも忘れないように!  

Vive la cuisine!

2022年12月
バンジャマン・パティシエ