2020 Cuisine Française 55

第55回
現代フランス料理技術 特別講習会

55e COURS DE TECHNOLOGIE DE
CUISINE FRANÇAISE MODERNE PAR M. Baptiste MOISSON

第55回 現代フランス料理技術 特別講習会

海に囲まれ豊富な食材に恵まれている
フランス・ブルターニュ地方にある海沿いの街アルゾンより
レストラン「ル・グラン・ラルグ」若手オーナー・シェフ
バティスト・モワソン氏による
トラディショネルと氏のインスピレーションを融合したルセット・28種

講師

バティスト・モワソン氏

バティスト・モワソン氏

Monsieur Baptiste MOISSON

QUALIFICATIONS / EXPERIENCE
  • フランス料理最高技術者協会 会員
  • 最新の技法(低温調理、分子ガストロノミーなど)を用いた、現代のテイストに合った発展的な料理を創造
  • 料理法の作成、費用計算・管理
  • レストラン「ル・グラン・ラルグ
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ご挨拶

ASSOCIATION DE LA CULTURE FRANCAISE

1969年以来、毎年定期的にフランスから優れた料理人を講師に招いて「現代フランス料理技術特別講習会」を開催してまいりました。55回目を迎える今回はブルターニュ地方のアルゾンよりレストラン「ル・グラン・ラルグ」のオーナーシェフ、バティスト・モワソン氏を招いて開催いたします。

フランス北西部にあるブルターニュ地方、その南に位置するモルビアン県は、アーサー王伝説に登場するブロセリアンドの森と伝えられるパンポンの森をはじめ多くの緑とその森を追放された妖精の涙でできたと言い伝えられている40の島々からなる広大なモルビアン湾を持つ自然豊かな地域です。

モルビアン県のコミューンであるアルゾン、湾の入り口に位置し夕日の美しいポール=ナヴァロにあるレストラン「ル・グラン・ラルグ」
オーナーシェフである氏は、ブルターニュの海岸で取れる豊かな海の幸、彼が旅した国々から得たエキゾチックな趣、それらにインスピレーションを受け、伝統的なフランス料理との融合・バランスを絶えず探求し続けています。

そんな氏の料理はブルターニュから日本へ新しいフランス料理の風を吹き込ませることでしょう。

本講習会の目的はフランスの料理芸術の紹介にありますが、併せて日仏文化・経済の交流を計り親善の強化に役立ちたいとする願いを込めて開催するものです。

日本の料理界に活躍される皆様に、本講習会へのご参加のご案内を申し上げます。

2019年12月
フランス文化を識る会
ASSOCIATION DE LA CULTURE FRANCAISE

MESSAGE

一般社団法人 日本ホテル協会 会長 小林 節 氏

フランス文化を識る会が、森と海に囲まれたフランス北西部ブルターニュ地方の町・アルゾンからレストラン<ル・グラン・ラルグ>のオーナー・シェフ、バティスト・モワソン氏を招いて第55回現代フランス料理技術特別講習会を開催することは、時宜を得た誠に有意義なことであります。

モワソン氏は、フランス国内の星付き各レストランで、またイギリスやポリネシアにおいても研鑽を積み、その経験を活かして、伝統的なフランス料理をベースに発展的な料理を考え出すことを得意としています。この講習会に参加される皆様は低温調理等の技術のみならず、様々なことをモワソン氏から学ぶことができるでしょう。

私は多くの方々がこの講習会に参加され、フランス料理の伝統の中の新しい技を見出し、味わい、文化土壌を学ぶことは、我国業界の発展に大きく役立つことと確信いたします。

2019年12月
一般社団法人 日本ホテル協会
会長 小林 節