第47回 <ル・テタンジェ>国際料理賞
コンクール・ジャポン2013
最終審査結果
47ème PRIX CULINAIRE INTERNATIONAL LE « TAITTINGER »
コンクール・ジャポンの第1次審査(書類選考)は8月6日に行われ、全国から8名が選ばれ、東京調理師専門学校(新宿)で9月3日に行われた最終審査(ファイナル実技審査)に臨んだ。
8名の参加者は2点の料理を5時間で制作し、コンクール・ジャポン最終審査は<ル・テタンジェ>コンクール国際規約にのっとって行われた。
コンクールの規則は、パリ、ブールヴァール・マジェンタ156番地 法廷執行官 ポーペール・リエヴァン事務所に提出されており、ポーペール・リエヴァン氏がコンクールの合法性を監視するものである。
受賞者
優勝
鎌田 英基
帝国ホテル東京
2位
武智 大輔
セルリアンタワー東急ホテル
3位
川本 善広
ホテルグランヴィア大阪
テーマ
1.書類選考に提出したオリジナル・ルセット
Un saumon (3 kg environ) en croûte de feuilletage, sans tête, farce libre
2 garnitures libres, accompagné d’une sauce imposée : Choron (servie à part)
dressé sur un plat rectangulaire 56×40.5 cm (environ)
ソーモン(約3kg)アン・クルート・ド・フイユタージュ、頭なし、ファルス(自由)
2種のガルニチュール(自由選択)
ソーシエールに入れた、ソース・ショロン(課題ソース)を添える
料理の盛付け:自由、長方形のプラター(約56×40.5cm、内径49㎝×33.5㎝)に盛る
プラターにはソースは引かないこと。
使用する食材は添付の材料リストから選ぶこと。
調理に際し、コンベクションオーブンは使用できない
2.審査委員長による課題ルセット
Coquilles Saint-Jaques aux Endives
Beurre de Champagne aux Herbes
ホタテ貝のポワレ アンディーヴ添え
ハーブ入りシャンパーニュ バターソース(4人分)
*実技試験当日、ルセットを発表した。
コンクール・ジャポン最終審査結果は、シャンパーニュ・テタンジェ社取締役輸出部長クロヴィス・テタンジェ氏同席のもとに9月3日京王プラザホテルでおこなわれた発表式にて発表され、以下の授与が執り行われた。
コンクール・ジャポンの賞
優勝者
第1位のディプロム、第1位のカップ、
シャンパーニュ・テタンジェ(マチュザレム)
副賞として2,400ユーロ相当の小切手
第2位
第2位のディプロム、第2位のカップ、
シャンパーニュ・テタンジェ(ジェロボアム)
第3位
第3位のディプロム、第3位のカップ、
シャンパーニュ・テタンジェ(ジェロボアム)
ファイナル実技審査の出場者で
第1位~3位以外の者全員に、
第47回ル・テタンジェ国際料理賞コンクール・
ジャポンのファイナリストを証明するディプロム、
シャンパーニュ・テタンジェ(ジェロボアム)
最終審査(ファイナル実技審査)に望んだ
8名のリスト
徳重 慎一郎 | 城山観光ホテル |
沼田 堅二朗 | 帝国ホテル大阪 |
吉本 憲司 | ホテルインターコンチネンタル東京ベイ |
鎌田 英基 | 帝国ホテル東京 |
林田 雅隆 | ロイヤルパークホテル |
武智 大輔 | セルリアンタワー東急ホテル |
渡邉 健太 | 大津プリンスホテル |
川本 善広 | ホテルグランヴィア大阪 |
ル・テタンジェ国際料理賞
コンクール・ジャポン審査委員
審査委員長
堀田 大 | (株)マンジュトゥー代表取締役 1984年、<ル・テタンジェ>国際料理賞コンクール(パリ)に、 日本人として初めて参加しグラン・プリを獲得 |
実技選考委員
伊佐 武二 | 日本平ホテル グループ統括顧問 |
大溝 隆夫 | レストラン・ボルドー 代表取締役 料理長 |
岸 義明 | ホテルインターコンチネンタル東京ベイ 執行役員 総料理長 |
善養寺 明 | ホテルオークラ東京 執行役員 洋食調理総料理長 |
田中 健一郎 | 帝国ホテル東京 専務執行役員 総料理長 |
ドミニク・コルビ | ドミニク・コルビ・プロダクションズ 代表取締役 |
中村 勝宏 | ホテルメトロポリタンエドモンド 名誉総料理長 |
福田 順彦 | セルリアンタワー東急ホテル 副総支配人 総料理長 |
フィリップ・バットン | レストラン プチ・トノー 代表取締役 |
ベルナール・アンクティル | コルドン・ブルー 教授 |
マチュー・トサック | Gourmet consulting 代表取締役 |
外山 勇雄 | 東京會舘常務取締役総料理長 |
書類選考委員
市川 博史 | 京王プラザホテル 取締役 総料理長 |
加賀 和広 | ホテル椿山荘東京 執行役員総料理長 |
柏木 健一 | ホテルグランヴィア大阪 料理長 |
河野 透 | レストランモナリザ オーナーシェフ |
佐野 文彦 | 大津プリンスホテル 洋食料理長 |
下村 康弘 | (株)オリエンタルランド フード本部マスターシェフ |
曽我部 俊典 | 横浜ベイホテル東急 総料理長 |
高橋 義幸 | 帝国ホテル東京 調理部長 |
中宇祢 満也 | 浦和ロイヤルパインズホテル 総料理長 |
西口 章二 | ホテルニューオータニ 西洋料理 料理長 |
沼尻 寿夫 | ウェスティンホテル東京 総料理長 |
パリ・ファイナルに於ける歴代日本人入賞者
1994年 | 3位 | 佐野文彦氏(大津プリンスホテル、滋賀県) |
2001年 | 3位 | 中宇祢満也氏(浦和ロイヤルパインズホテル、埼玉県) |
2002年 | 3位 | 佐藤浩氏(浦和ロイヤルパインズホテル、埼玉県) |
2003年 | 3位 | 柏木健一氏(ホテルグランヴィア大阪、大阪府) |
2008年 | 2位 | 下村康弘氏(株式会社オリエンタルランド、千葉県) |
2010年 | 3位 | 大和幸義氏(帝国ホテル東京、東京都) |
2013年 | 3位 | 鎌田英基氏(帝国ホテル東京、東京都) |
優勝者(第1位)は今年11月26日、パリで行われるコンクール・アンテルナショナル(国際ファイナル・コンクール)参加を兼ねて配偶者と共にパリに招待されます。
<ル・テタンジェ>国際料理賞コンクールは47年の歴史を持ち、この間数多くの優れたシェフを輩出してきました。日本においては一時中断もありましたが、毎年定期的に開催し続けている国際料理コンクールに直結した日本で唯一のフランス料理コンクールとして高く評価されています。
*このコンクールは明確な2段階をもつコンクール、つまり参加各国でのコンクールは予選ではなく各国での<ル・テタンジェ>国際料理賞コンクール・ナショナル(参加各国名)であり、各国のコンクールの優勝者がパリに集まって行うものが<ル・テタンジェ>国際料理賞コンクールです。
国際ファイナル・コンクール(パリ)
日付
2013年11月26日
参加国
フベルギー、リュクセンブルグ、フランス、日本、オランダ、スイス
- 参加各国でのコンクール優勝者は、コンクール・アンテルナショナル (パリ)のフィナリストとして3週間前に招集状と共に一般テーマ(例:魚、甲殻類、肉、ジビエ、家禽 等…)、を受け取る。
- コンクール前夜、法廷執行官立ち会いのもと、コンクールの明確なテーマ及び材料リストがくじで決められる。ファイナリストはその材料リストから必要な材料を選び出し、オリジナル・ルセットの料理制作にあたる。
- 当日、各参加者は5時間以内に料理を仕上げる。
国際ファイナル・コンクールの賞
優勝者
10,000ユーロの賞金
トロフィー <エル・グスト>。
このトロフィーは本コンクールのために
ミゲル・ベッロカ氏が創作したもの
ラ・クープ・ヴァンクール
(歴代全ての優勝者の名前が刻まれた大杯)は、
後に開かれるプレスのためのデイナー
(優勝者がコンクールで作った料理を
自身の手で準備する)の時に手渡される
メダル
<ピエール・テタンジェ国際料理賞コンクール>
(ピエール・テタンジェの肖像が刻まれている)
彫刻家ポール・ベルモント作
第2位
カップ、4,800ユーロの賞金
第3位
カップ、2,500ユーロの賞金
出場者全員に、記念カップ及び
ル・テタンジェ国際料理賞
コンクール出場を証明し、
その結果を載したディプロムを授与
コンクールに関するお問合わせ先
<ル・テタンジェ>国際料理賞コンクール・ジャポン
事務局 フランス文化を識る会
〒160-0023
東京都渋谷区桜丘町3-2 渋谷サクラステージ SAKURAタワー7階
TEL:03(5937)4412 FAX:03(5937)1891