2010 PRIX CULINAIRE <LE TAITTINGER> 44

第44回 <ル・テタンジェ>国際料理賞
コンクール・インターナショナル
(パリ)結果報告

44éme PRIX CULINAIRE INTERNATIONAL LE « TAITTINGER »

第44回 <ル・テタンジェ>国際料理賞コンクール・ インターナショナル

第44回テタンジェ国際料理賞コンクールが11月30日(火)にパリで行われ、同日夜ホテル・ルテシア(パリ)で結果発表式が行われました。コンクールの歴史に満たされこの場所で、アマチュア・シェフの才能を賛美するために、2年目の<ル・テタンジェ>・コルドン・ブルー・コンクールの結果発表も同時に行われました。

審査委員長レジス・マルコン氏(クロ・デ・シーム、3ツ星)をはじめ国際審査員は、第44回インターナショナル・ファイナルの結果を下記のように決定しました。 又、日本人として史上初めて優勝(1984年、第18回ピエール・テタンジェ国際料理賞コンクール)した堀田大氏が、インターナショナル・コンクール審査委員として参加しました。

ファイナリスト

7名
ベルギー、フランス、イタリア、日本、リュクセンブルグ、オランダ、スイス

受賞者

優勝

デイビッド・カスタネ氏
(David Castagne)

ルレ&シャトー・ラ・ピラミッド
(ヴィエンヌ、フランス)

氏は2009年のファイナリストでしたが入賞ならず、2回目の挑戦である今年に栄誉を勝ち取った。

2位

フランク・メイエル氏
(Franck Meyer)

ホテル・リッツ
(パリ、フランス)

3位

大和幸義氏

帝国ホテル東京
(レストランレ・セゾン、日本)

第44回インターナショナル・ファイナル
テーマ

カレ・ド・ブフ(4本付、リムーザン産)、アンティエールで盛付ける
3種のガルニチュールを添える
(2種:(自由選択)、1種:ランティーユをベースにしたもの)

審査委員長による課題ルセット

サラド・ド・サン・ジャック・オ・ドゥー・ポム

1人5時間でテーマ料理と課題ルセットを制作

COMMENTAIRE DU JURY

コンクール・ジャポン審査委員長
堀田大氏

インターナショナルに
国際審査委員として参加

今回の課題は、コンクール・ジャポン、コンクール・アンテルナショナル共に、一皿の中のバランスを整えるのが大変難しいメイン材料であったと思う。
コンクール・ジャポンは、2羽のバロン・ド・ラプローにファルスして脚部を切り離さずの調理。
風味の弱いラプローの味を引き立てるファルス、強すぎるとそのファルスの料理になってしまい主客転倒、また、2羽で8人分となると1人分の量が多く飽きないで一皿食べるには、皿の中のハーモニーが1番の問題だったと思う。決勝に残ったシェフたちの料理は、それらをクリアした素晴らしい料理で、日本のレベルの高さを感じた。
そして、本来あるべき姿、コンクールの為の料理ではなく、お客に食べてもらい美味しいと評価されることを目指した料理だったことが大変よかったと思う。
コンクール・アンテルナショナルは、リムーザン地方産の家畜のカレをアンテイエで使うと予告、8人分なので仔牛、子羊、豚などを想定していたら、アバラ骨4 本付の牛肉との指示、これも、そのまま焼いても日本人の感覚では12人分以上楽に提供できるくらいの量で、飽きないで一皿食べてもらうには、なかなか難しかったと思う。全ての料理が少量のファルスをしたロテイでセニャンに焼いていたが、赤ワインなどで蒸すようにポッシェし、ア・ポワンに仕上げたような料理があっても良かったかなとも思う。今回は、合計9人のファイナリスト(コルドン・ブルー含)、合わせて15品のデギュスタシオン審査をしましたが、今までで1番腹応えのあった苦しい審査でしたが、それぞれのシェフがどのように解決するのか楽しく審査でき、レヴェルの高さに満足した。

COMMENTAIRE DU REPRESENTANT DU JAPON

大和 幸義氏

日本代表
(コンクール・アンテルナショナル2010 第3位)

20年間毎日料理の事を考え続け、料理を作り続けてきましたが、ここにきてやっと相手の事を思いながら料理を作れるようになってきました。
美しく、綺麗に彩られた料理は誰もが目を引く物だと思います。そういうものは誰もが憧れ、真似をしたくなるものだと思います。ただ、気持ちを伝えるのに必要なものは見た目ではなく、本当の“気持ち”です。やはり、経験も当然必要になってくると思いますし、毎日ただ仕事をこなすだけではなく自分に問いかけながら、心をこめて料理を作ることが本当に大切だと思います。
若い世代の人たちには、伝わりにくいと思いますが、先輩方が築いてくれたものをキチンと学びながら自分が美味しい物を食べさせたい相手を考えながら、料理をする事を続けていってください。